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世界の黄金伝説

世界の黄金伝説

金にまつわる伝説には、欲とロマンと夢が詰まっていて、昔から人々を魅了してやまないものでした。そして、その中にはほんのわずかな情報を信じて、まだ見ぬ世界へと旅立つ人たちがいたのです。彼らがいまでも世界中で語り継ぐ黄金伝説や埋蔵金…ここでは、そんな金の伝説があります。

黄金郷伝説〜エルドラド

今の南米、ペルーあたりに、インカ帝国という黄金を産出する国がありました。残念ながらインカ帝国はスペインに敗れ、王族も全て捕まってしまいました。しかし、その王族の中に運よく逃げ延びたものがいて、逃げた先で別の王国を再建しました。その王国の名前がエルドラド。

いくつかの文献に「そういう都市がある」と書かれているだけの、信憑性の薄い伝説なのに、ヨーロッパ人は近年までこのエルドラドを地図に加え、最初の文献の記述から300年間もエルドラドの存在を信じていたのです。

エルドラドは実在するのか?

エルドラドを求め、多くのトレジャーハンターたちが南米に旅立って行きました。そしてその結果はいつも失敗であり、証拠のかけらも見つかる事はありませんでした。それでも、ヨーロッパ人たちは地図からエルドラドを消す事はありませんでしたし、トレジャーハンターたちが旅立つのを止めることもありませんでした。

しかし1900年前半、ついに偉大な冒険家、アレクサンダー・フンボルトが南米を踏破し、ついにこの伝説に終止符を打ったのです。余談ですが、フンボルトはフンボルト海流やフンボルトペンギンなどにその名を残していますね。

黄金の国〜マルコポーロと東方見聞録

マルコポーロ「中国のさらに東のはずれにある小さな島国ジパングは建物も、山も、川も、何もかもが黄金で出来ている〜」ヴェネツイア(現イタリア地方)の探検家、マルコ・ポーロがあらわした東方見聞録という書籍の中で、たった数行のその記述でのみ触れられる「黄金の国・ZIPANG」このわずかな文章を信じて、多くの冒険家たちがジパングを目指して旅立っていきました。

本当にあるかわからない黄金の国を求めて旅立つ、という裏には、もちろん海の男としてのロマンもあったでしょうが、やはり黄金というものの魅力に取り付かれた人たちが多かったともいえるでしょう。

マルコポーロはけっこういい加減?

ところで、この東方見聞録を書いたマルコポーロ自体は中国にいったかどうかさえ怪しく、ましてや日本に来たことなどありません。例え中国にまで来たことが本当だとしても、日本に関する記述は中国での噂話が主体でした。中には日本人は人を食うといった記述も東方見聞録には載っています。

中国はもともと魏志倭人伝などを見るとおり、東方には化け物が住むといった記述を平気でしているわけですから、マルコポーロがそんな記述をしたのも無理は無いかもしれませんね。ただ、そんないい加減な記述をもとに、世界の果てまで航海しようとした冒険者たちがかわいそうですね…。

消えた財宝〜テンプル騎士団

テンプル騎士団10世紀の終わり頃、フランスを中心とした教会(テンプル)の中には武装し、自衛手段を持つものも増えました。テンプル騎士団はその中でも最大の勢力と最強の武力を誇る騎士団です。さて、この騎士団にはもう一つ、巨大金融機関としての顔がありました。その武力を信頼されて、各地の巡礼者の資産の保護を請け負っていたのです。

なにしろ、神に仕える最強の騎士団だけにその信頼は厚く、莫大な量の資産を有することになりました。その財力は有名なキプロス島を購入したり、騎士団私有の艦隊を持ったりするなど、有り余ると言ってよいものでした。

当時、経済的に困っていたフランス国王及びフランス政府にもたびたび資金を融通することもあり、まさにテンプル騎士団はわが世の春を謳歌していたといえます。しかし、度重なる借財に困窮した当時のフランス国王が、彼らを異端審問にかけてしまいます。目的は国王の借金の帳消し及びテンプル騎士団の資財でした。

消えた財宝

審問と言っても、最初から結論が確定している出来レースであり、すべて国王の息のかかった審問官、証人のみで構成された審問団によりテンプル騎士団は有罪とされてしまいます。テンプル騎士団の領有する財産は、表向きはもう一つの有力な騎士団である、ヨハネ騎士団に譲られることになっていましたが、もちろんそのほとんどを国王が奪ってしまいました。

しかし、後年国王が接収した金額では少なすぎる、そのほかにも多額の隠し財産があるに違いないといわれ、いまなお、その隠し財産について論議され続けているのです。

本当の黄金の国は土の中?〜日本・埋蔵金の謎

テレビでも取り上げられたことですっかり有名になった徳川の埋蔵金。もしも発見されたらその金額は果てしないものになるでしょう。しかし、日本の場合その他にも多数の埋蔵金伝説があり、実際に発見されたものも少なくないのです。その価値は現在の価格で言えば数億円というものまであり、もしも見つけたら大儲けですね。

実際は工事現場で掘っていたらたまたま見つけたなんてことの方が多いらしいですが…なお、高度経済成長真っ只中、首都東京ではこの工事による埋蔵金が次々と発見された時期があり、東京版ゴールドラッシュと呼ばれた時期がありました。掘り返されつくした今の東京では、まずお目にかかれない夢のお話ですね。

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