川底を探って、水で洗えば金がある? 砂金探し、砂金取りというものを見たことがあるでしょうか。金鉱脈では1トン掘って3グラムがせいぜいですが、砂金の場合、もしかしたらそれ以上の効率かもしれません。上手くすればあなたも大儲け? そんな砂金についてちょっとお話してみましょう。

砂金というのは、自然の金鉱脈が川の流れによって削り取られ、川底に沈殿したものです。金というのは、普通自然界で見かける鉱物の中ではダントツに重たいので、川の流れに負けることなく、沈殿するのですね。
もちろんこうして集まった砂金は、普段金鉱脈から採取される金となんら変わりはありませんから、もしたくさん拾えれば大儲けということになります。
ゴールドラッシュという言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。アメリカ・カリフォルニア州の川から砂金が見つかった…しかも、その量は半端ではない、ということで一攫千金、一儲けを夢見る人たちがあふれかえったという事件です。
この当時の砂金の量、さらに鉱脈は素晴らしかったらしく、未開の地カリフォルニアは急速に発展を遂げていくのです。今ではほぼ取り尽されてしまったらしく、カリフォルニアで砂金を探す人はほとんど見かけられなくなりました。
砂金は名前どおり砂状になった金ですが、比重が高く重たいので川底から下に沈んでいることが大半です。そういった川底の砂をまとめてすくい、巨大なお皿(ゴールドパンとも呼ばれる)にあけて探すことになります。
ゴールドパンの上にあけられた土砂は砂などがほとんどですから、川の流れで少しずつ洗い流していきます。金は重いので、最後までゴールドパンに残りますから、最終的に発見できるというわけですね。
さっき紹介したゴールドラッシュ当時のカリフォルニアならともかく、現在、仕事として儲けが出るほど、砂金が取れる川はありません。そんな川があったら第二、第三のゴールドラッシュが起きているはずですからね。一日頑張ったとしても、儲けられる事はまずないでしょう。
今の時代、砂金採りは趣味でやるしかないのが実情です。もうひとつ注意して欲しいのが、素人目には金にしか見えない黄鉄鉱や黄銅鉱という奴。とにかく見た目が金にそっくりなので、ついぬか喜びしてしまいます。
見分け方は実に簡単で、平らなところに並べてハンマーで叩けばOK。金は展性が高いので、つぶれて広がりますが黄鉄鉱は砕けます。勢い余ってせっかくの砂金を吹き飛ばさないようにしましょうね。
日本では、手軽に砂金採り体験を楽しめる施設がいくつかあり、大抵は採った砂金を自由に持ち帰れるようになっています。用具の貸し出しや、プロの指導なども受けられるので、ホビーとして楽しむのにはよいでしょう。もしもそれに飽き足らなければ、金が出そうな川に行って自分で思うままに楽しんでもいいでしょう。
キャンプなどを楽しむついでに砂金採りなんかも思い出作りにいいかもしれませんね。ただし、クマなんかには要注意です。なおこのサイトのリンクから、手軽に砂金採りを体験できる施設をいくつか紹介しているので、近くにあったらお試しあれ。
リーバイス社をご存知でしょうか。世界有数のジーンズメーカーであり、ジーンズを初めて完成させた会社です。ゴールドラッシュ当時、カリフォルニアにはさまざまな人たちがゴールドを目指してやってきました。その中にリーバイス社の生みの親、リーバイ・ストラウスがいたのです。
金の採掘時には、ズボンがすぐに汚れたり、破けたりしてしまいます。そこでストラウスが考えたのがひたすら丈夫なズボン、ジーンズでした。これはすぐさま大人気となり、ストラウスはこれで大儲けしました。ゴールドラッシュの中、まったく違う金山を掘り当てたといえるでしょう。
ところで、ジーンズのあの独特の色、インディゴ・ブルーも伊達ではなく、あの染料を使うと蛇よけになるとされていました。それが効果的だったのかはわかりませんが、今でもジーンズといえばインディゴ・ブルーなのです。



